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チャレンジの動機

#街中ケモ坊主チャレンジ スタートの理由

『ケモ』というのは抗がん剤のこと。

Chemotherapy から来た通称です。

 

 

抗がん剤脱毛については多くの人が耳にしたことがあるはず。

 

この企画の発端となった鍜地陽子さんはこのケモ脱毛の精神的ダメージが大きかったと言います。

私は手術で胸を失った以上に辛かったのが、実は抗がん剤副作用による脱毛です。

 

「生えてくる」と言われていても

10%くらいの人は以前と同じようには生えないとも言われています。

それも怖い。

抗がん剤の脱毛が嫌で拒否する人もいるのもよく分かります。

 

脱毛が進んでくるに連れて、

とにかく人に会いたく無くなりました。

 

私のフラメンコ教室のレッスンに

初めて帽子を被って行った時も

実はすごく緊張していました。

 

でも、自分から脱毛について生徒さんに話をすると

心がすっかり落ち着いたのです。

 

 

それは何故か。

それはお教室が

『自分について理解をして貰ってる場所』に変わったからです。

 

 

知らない人には話す、

もしくは見て貰わないと伝わらない。

そう思いました。

 

 

そのうち、ハゲてる自分にちょっとずつ慣れて行きました。

 

 

そうすると、今度は

「なんで私は隠さなくてはいけないんだろう」と思うようになりました。

 

 

抗がん剤の脱毛は

その後の発毛を考えた時に

日焼けや乾燥を避けなくてはいけないので

ウィッグや帽子を被る事は必要な事です。

 

 

でも、そういうのが無くても

頭を晒していい社会かと言えば

 

 

 

それは明らかに違います。

 

 

 

なんで、辛い治療に耐えて

脱毛して、脱毛で更に辛い思いをしたのに

コソコソそれを隠さないといけないんだろう。

ずっとそれを考えていました。

 

 

街中でハゲ頭晒してたら明らかにギョッとされますよね。

でも、その姿に免疫が出来たら

そのハゲ頭は「ガンと闘った証」として

ポジティブに受け入れられるんじゃないか

 

 

そして、抗がん剤で髪が脱毛した人達も

ネガティヴに感じがちな脱毛を

ポジティブに感じられるんじゃないか、と思いました。

 

 

でもずっと晒すのは育毛の為にもやるべきじゃないので

じゃあ写真がいいんじゃないか

「チャレンジ」としてやるのがいいんじゃないかと考えました。

 

 

 

そこからの

「街中ケモ坊主チャレンジ」です。

だからこそ今「街中ケモ坊主チャレンジ」!

ケモ坊主チャレンジルール

①街中で坊主の写真を撮って、
#ケモ坊主 または #街中ケモ坊主チャレンジ とハッシュタグをつけて、
Instagram、Twitter、Facebookなどお使いのSNSに投稿するだけ♪

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正面からでもOK!

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横顔でもOK!

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後ろ姿でもOK!

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お店でもOK!

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街中がハードル高ければ、室内でもOK! 目隠し、マスクもOK!

ケモ坊主は「ガンと闘った証」ポジティブなもの

プロフィール
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天野理恵

東京都出身。1999年よりスペイン在住。
 

現日本社会は男女平等や、性別・国籍といった第一段階の平等を超え、“真の平等とボーダーレスとはなにか”という問題に改めて立ち向かっています。

「すべての人が異なる資質を持つことを認識し、新たな平等精神を構築することが、これからの人類の使命である」という考えに基づき、“女性”の資質を通じて、平等な社会や、居心地のよい社会づくりに貢献するための活動をしています。

寄付活動・カウンセリング・資格授与・起業支援などを通じて、女性の心と体、愛と経済活動を支援しています。

一般社団法人日本女性コーチカウンセラー協会代表

ラブ モチベーショナリストサロン主宰

フラメンコ靴専門店セノビージャ・ハポン共同経営者
 

  • ブロガー - ブラックサークル

街中ケモ坊主チャレンジ
プロデュースに寄せて

長年の親友である鍜地陽子が乳ガンになった時、

私はなにもすることができませんでした。

「癌の人を助ける」

 

ということが、

どんな行動に直結するのかわからなかったのです。

 

愛の力で人々を救うことをモットーにしてきた私が、

何もできなかった。

 

そのベースには、病気に対する無知があります。

乳がんは日本人女性の9人に1人がかかる病だそうです。

 

それなのに、癌になるまで知らないことがとても多い。

そして病気を公表できない人もいらっしゃいます。

 

陽子ちゃんが「病気のことをもっと知ってほしい」と言ったとき、

彼女が表現者として、癌の自分を通じて訴えたい言葉があると知ったとき、

 

「癌になっても居心地が悪くない社会をつくりたい」

 

私はそう思いました。

 

ケモ坊主の女性を見たときに、

「この人は素晴らしい。病と闘うあなたは美しい」

そう思える非闘病者の人が増えてほしいと思います。

 

そんな思いからのチャレンジです。

鍜地陽子

神田外語大学スペイン語学科卒。

在学中にフラメンコに出会う。

踊りを椿尚美、杉本明美、加藤美香、エル・トロンボ、ファナ・アマジャ師等に、カンテを大木ユリ、アントニオ・ヴィサラガ師等、その他数々の一流アーティストに師事する。
中でもエル・トロンボに感銘を受け、師のコンパスに対する考え方を実践する。

そのコンパス感と熱くフラメンコな踊りや分かりやすい指導には定評がある。
また18歳から踊りを始めた事や、怪我の克服を通して、怪我をしない身体作りや生徒の個性に沿った指導を大切にしている。

現在、都内タブラオ、舞台で活動し、後進の指導にも力をそそぐ。
一児の母。

社団法人 日本フラメンコ協会 理事

​病状

2021年3月告知

4月28日両胸全摘、リンパ転移有り、ステージII、

7月からAC療法4クール、

10月から放射線治療25回とホルモン療法。

​闘病ブログ執筆中

  • 鍜地陽子ブログ
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最初は一人で
「さっと帽子取って、さっと写真撮って、さっと帽子かぶって逃げる」という
ピンポンダッシュみたいな事をやろうと思っていたのですが(笑)


長年の友人である天野理恵ちゃんにその話をすると
「私が叩き台作ってあげるから
プロジェクトとしてちゃんとやろうよ!」
と言ってくれました。

 

すごい話になって来たな、と思いつつ、
この間撮ってきました。
ドキドキでした。


もちろん人がたくさんいる所は避けて撮りましたが、「やったぜ!」という気になりました。

 

できれば街中で写真を撮って欲しいですが、
公表してない方も多いでしょうし、
後頭部だけでも、マスクで隠しても
目に加工を入れても構いません。
自宅で撮っても大丈夫です。
ちょっと生えてきてモンチッチ状態でも大丈夫。


「#ケモ坊主チャレンジ」
「#ケモ坊主」
とハッシュタグをつけてSNSでシェアするだけです。


ご賛同いただける方には是非チャレンジをしていただき、
またシェアや拡散していただけると嬉しいです!

街中ケモ坊主チャレンジ
に寄せて

プロローグ

Perdí mis dos pechos por el cáncer

乳ガンで両胸を失った

Perdí mis pelos por la quimioterapia

抗がん剤で髪を失った

Siento que me han robado mi género

私は自分のジェンダーを奪われたように感じていた

 

Pero ahora me levanto

それでも今、私は立つ

Nadie me puede quitar mi identidad

誰も私のジェンダーを奪う事は出来ない

 

Aunque no tenga ni pechos ni pelos

胸が無かろうが髪が無かろうが

 

Absolutamente soy una mujer preciosa

私は素敵に女性なのだ

​文 鍜地陽子

撮影 近藤佳奈

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