聖母マリア様が示してくれたこと

 

「さすがにピエタ像の方でも『また来たの？』って言ってるんじゃない？ww」

 

と友達に言われるほど何度も見に行った、

 

ミケランジェロの

ロンダニーニのピエタ像。

 

 

 

悩みを抱えるみなさんのことを愛で包んで支えていきたい

 

 

という私の想いが、

カタチとして目に見れるのが

 

私にとってはこの像で、

 

 

この像を見ると、

 

何をしなければいけないのか、

どの方向に向かっていきたいのか、

 

というのがはっきりわかります。

 

 

時には私を癒してくれることもあるし、

時には私の進む道をはっきり見せてくれる。

 

 

そんなこの像が大好きで、

 

決して近くはない距離を

飛行機に乗ってこれまで何度も見に行きました。

 



 

そして思ったのは、

 

そういえば、

マリア様って生き方を選んだことはなかったんだな。

 

ということ。

 

 

「与えられた人生を生きる」生き方

神から命を授かり、

その子を産み、

その子を支え、

そしてその子の死を受け止める。

 

 

すべて受け止める人生。

 

すべてを受け止めて生きていくということも

とても大変。

 

 

だからこそ私たちは彼女の悲しみを共有するし、

同時に彼女の赦しを体感します。

 

 

そんな彼女の人生は特殊なものだったかもしれないけど、

 

受け止める生き方という点においては、

時代的にそんなに特殊ではなかったのだと思います。

 

 

そこから２千年近く、

ついこの間までは多くの人が

 

「与えられた人生を生きる」

 

という生き方をしていました。

 

 

結婚に関しても出産に関しても

選択肢に大きなバリエーションはなく、

 

年頃になったら親の決めた人と結婚し、子を作っていたのです。

 



 

 

これからの生き方・幸せな生き方を選ぶには

それがここ50年くらいで急に、

 

結婚相手を選ぶ

出産時期を選ぶ

生き方を選ぶ

 

という生き方が主流になって来て、

 

私たちはたくさんのことを『自分の責任で』選ばなくてはいけなくなりました。

 

 

 

自分の責任で選ぶというのは結構大変です。

 

最良の選択をしようと思って慎重になりすぎてしまったり、

あるいは選択した後も、これで良かったのかと不安になってしまったり。

 

 

その不安は「自分らしさ」を確立することでなくすことができます。

 

そして「自分らしさ」の確立は、これからの時代を生きるのに

さらに必要になってきます。

 

参考記事：◆コロナ後、何をしたらいい？ | これからの生き方・働き方

参考記事：◆今からでも間に合う、コロナ後の時代を生き残る方法

 

 



「選択」は１つのきっかけ。

だからこそ、そこにとらわれず、

 

選択の自由だけを謳歌し、

選んだ道を与えられたもののようにしっかり受け止め、

潔く、同時に果敢に挑んでいってほしいと思います。

 

そのあとはその人生に足をつけてしっかり歩んでいけばいい。

 

 

毎日を生きるって大変なこともあるけど、

みんなが元気に毎日の一歩を踏みしめていけることを願い、

応援しています。

 

 

心から愛をこめて

 

天野理恵（らぶもち）